立川市柴崎町の小林歯科クリニックは予防歯科・歯周病治療に取り組んでいます
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タグ : 歯周内科治療

お口の健康管理のポイント

歯周内科、口腔内科、オクルーザーによる咬合治療

歯周病は炎症と力のコントロールにより治すことが可能です。

歯周内科治療とは?

簡単に言うと、「お口(歯周病)の除菌治療」です。
除菌方法は、モニターを用いた顕微鏡検査によりお口の細菌の種類や数などを検査し、その細菌に合うお薬や歯磨き粉を用いてお口の中をきれいに除菌するので確実です。
歯周病が進行していない場合でも、除菌方法を行うことにより、これからの歯周病が進行しにくくなるため、最適な予防法ともいえます。

国際歯周内科学研究会はこちらへ⇒

口腔内科治療とは?

口腔乾燥や、舌痛症などお口の症状を、舌診や問診などから症状の改善に有効な漢方を選択し治療します。免疫をあげつつ、体質改善にもつながる東洋医学の原理にもとずく方法です。
日本口腔内科学研究会に属し処方しております。
歯周内科でもなかなか効果の出ない患者さんは、たとえば冷えを持っておられます。
抗生剤やビタミン剤、など西洋の医学のお薬はほとんどが、身体を冷やす傾向にあるため、通常の歯周病に用いる薬剤はあまり効果がでません。
そのため、漢方にて内部の冷えをとり、リンパの流れを口腔内の経絡のマッサージにより代謝をあげ、免疫をあげる事により歯ぐきの出血や腫れ、むくみが改善されてきます。

オクルーザーによる咬合治療

咬み合わせは個人の咬むくせや、歯ぎしりなどの態癖、生活習慣(早食い、丸のみなど)、咬合性外傷などによりバランスが狂い、歯周病を悪化させることが知られています。咬み合わせの面積、左右のバランス、個々の歯にかかる力の分析をオクルーザーのコンピューターを用いて診断し、咬合調整、生活習慣の改善に努め、歯にかかる力のコントロールを行います。

☆口腔漢方が、読売新聞で紹介されました
当院でも行っている歯科の漢方治療については、下記のホームページをご覧下さい。

口腔漢方のホームページ

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歯周内科を始めた理由

歯科医師として、最初は根管治療や、入れ歯、クラウン、ブリッジという被せる分野で、自分の腕をあげることに努力し、患者さんも適合や色など、製作物の調整に満足してくださり、メインテナンスに入っておりました。
適合の良い被せものや詰めものは、咬み合わせに問題がなければ、なかなか患者さんの口からはずれるものではありません。
治療が終わり定期健診に移行した時、痛みがないので来院されなくなった患者さんがでてきました。

位相差顕微鏡

↑位相差顕微鏡を使って口腔内の菌を調べます。

治療が終わって数年後の患者さんが、、、

ある日、歯周病をお持ちの患者Aさんが、治療が終わってから数年後に歯ぐきが腫れて、久しぶりに来院されました。
お互いに満足していた品物が、お口の中に入っているにも関わらず、歯周病が進行してしまった為に、きちんと被せた歯の歯ぐきが腫れ、歯はグラグラで、手でも抜く事が出来そうな状況になっておりました。
ショックで落ち込みましたが、この事を通して、本当に患者さんの口腔の健康を保つために、歯周病治療に取り組んで、歯の土台にあたる歯ぐきや骨を守らなければならない、と痛感しました。

フッ素入りのはみがき粉や、ハーブ入りのはみがき粉の使用。うがい薬でのケア、レーザー治療や超音波スケーラーでの治療により、ある程度体力もあり、歯周病の症状が軽い患者さんは、たいていこれらの方法でひとまず治癒に向かいます。

ただし、体力が落ちている方や、急性の歯周病の症状を何度か引き起こしている患者さんは、急性期と静止期の間を、火山の噴火のように行ったり来たりして、状態がなかなか治癒に向かいません。

歯周内科との出会い

そんな時に、九州の天草で開院されている生田図南(いくた となみ)先生の最新歯周治療の講習会で、歯周内科に出会いました。
患者さんと一緒に、位相差顕微鏡で生きている口腔細菌を観察し、患者さん“ひとり、ひとり”にあった薬や治療方法を選び、オーダーメイドの診療を行うことができます。

これからも、まだまだ未来に向けて、新しい治療方法がでてくるでしょう。
実際に、数十年前では夢物語でしかなかった遺伝子診断や、失われた歯周組織を元通りに再生する方法が研究されています。
“ひとり、ひとり”の歯は硬さも色も違います。個性があります。

みなさまの歯と、一生のお付き合いができますように、歯周内科に取り組んでまいりますので、宜しくお願い申しあげます。

歯肉所見の有無(永久歯)

歯肉所見の有無(永久歯
(日本口腔衛生学会編,2000より)

「臨床歯周病学」医歯薬出版より引用

患者さんインタビュー

患者さんインタビュー ケース1  S さん

さくら

小林歯科クリニックに受診するきっかけは?

歯肉が腫れていたのですが、痛みが無く仕事が忙しいため、様子を見ていたら痛みが出てきたんです。
歯医者さんは怖いイメージがあったので、インターネットで調べていたら、小林歯科クリニックのホームページを見ました。
歯の治療の前に時間をかけて、痛みの原因をさぐりながら治療方法をいくつか提示してもらい、患者さん本人に選んでもらうというものでした。
できれば、歯も抜きたくないですよね。自分の考えもしっかり聞いてくれそうなので、ここならまかせられる、と思い通院することにしました。

歯科といえば今までどんな印象をお持ちでしたか?

患者さんインタビュー ケース1  S さん

はい、一言でいうと「こわい」です。(笑)

子供の頃に、歯が痛くて母のかかりつけの歯医者さんに連れていかれました。
その時に、麻酔の針や薬瓶がこわさを想像させたのでしょうね、
先生の「虫歯が深いから、歯を抜いたほうが良い」という言葉が聞こえてきて、
びっくりして診療台から飛び出してしまったのですが、あいにく歯科医院が2階にあり、階段から落ちて骨折をしてしまったんです。
あの時ほど恥ずかしい思いをしたことはありません。
それが、トラウマになって、よほどの事がないかぎり歯医者さんを避けて通っていました。
その後、歯が痛いとか欠けたとかの理由で歯科医院にかかったと聞いていますが。
仕方なく、その時は飛び込みで1回でも早く終わる様に、処置をしてくれる歯医者をさがして行きました。しっかり、歯を全部治そうなんて思ったことはありませんでした。

歯科医院のこわいと思う雰囲気について、教えてください。

まず、機械が見ただけで怖いイメージがありますよね、そこにすわったら口を開けて治療が終わるまで、降りられないというか。
そして、先生には威厳があるのでしょう、怖くて、いろいろと質問できない雰囲気です、とにかく早く治療が終わるのを願う思いが、一段とこわさを引き出していたと思います。

小林歯科クリニックのイメージはいかがでしたか?

そうですね、女性の先生であることとスタッフの皆さんがアットホームな感じで、初診の時にも60分位でしたか、歯の診断をしてくれ、どうしてこのように腫れたかの原因と、治療は根の治療ですが、仕事の合間に通院するので都合のよい通院の方法や、他の歯の状況や、歯周病の状況も説明してくれ、なるほど、という感じでしたね。

クリニックに安心感があるとお聞きしていますが、どのような場面で感じられますか?
女性ならではのインテリアというか、庭に素焼きの鳥が飾ってあったり、診療室にアロマディヒューザーがありましたね。アロマの香りも良かったです。
なにより、先生やスタッフの方々が親しみやすく話しやすいのが、一番の安心感につながりました。
癒しとか和みを感じて、歯科医院のこわさを想像させないので、リラックスして診療台にすわって治療を受ける事ができました。

実際に歯の治療をしてみていかがでしたか?

腫れた場所もレーザーで膿を出してくれたので、痛みもなくこわくなかったですね。それと、ここのクリニックは恐怖心がないんです。
ですから、最初、問診表には痛いところだけを治してほしいとコメントを書いたのですが、かみ合わせも良くなったし、整体の仕事をしていますが歯と骨盤や股関節など、バランスが大事であることは知っていましたから、
自分の将来の健康維持も考えて、この機会に全部治そう、という気持ちになりました。

仕事がお忙しいとうかがっていますが、通院は大変でしたか?どのように工夫されましたか?

そうでした。歯の根の治療は膿が多い場合、膿の量がある程度なくなるまで、1週間に2回は最低通院したほうがベターなのだそうです。
それを聞いた時に頑張って通えるかなと心配しました。(笑)

そうですね、先生と相談されたのですか?
先生には何でも相談しやすい環境ですから、初めにカウセリングを受けた時に仕事の現状をお話したら、通院方法を工夫して、一緒に歯の治療を頑張ろうということになりました。
患者さんが主役で、治す努力が必要であり、ドクターと二人三脚で治療が完成すると説明を受けました。

具体的にはどのように?

患者さんインタビュー Sさん

患者さん2回通院できない時は、仕事の量を調整して、普通は一度の根の治療の時間は30分位なのですが、歯の根の中に入っている古い薬や詰めものをはずして、超音波で中の殺菌と洗浄を一度に行えるように2時間の予約をしました。2回分の治療を1回で行う感じです。
また、回数通うのが無理な時は、たとえば旅行などですね、
先生と事前に相談して、歯が咬めないままではなく、おいしく食事が旅行先で出来るように先に歯の治療を計画して、何回か予約を入れてもらい、仮歯などで食べられるように工夫してもらいました。
家族で旅行しましたが、写真も気にせずに撮影の時に笑うことができて、嬉しかったです。

歯周病菌を顕微鏡でみて

歯周病を治療する歯周内科を小林歯科クリニックで行っていますが、感想を教えてください

はい、顕微鏡の3200倍ですか、細菌が動いているのを見た時にはびっくりしました。口のなかに一緒にいる意識はありませんでしたからね。
でも、はみがき剤を使って2週間後の画像を見た時には、細菌はかなり減って、口のなかのネバネバ感がなくなり、すっきりしたのと、唾液がサラサラになり量が増えた気がします。
歯磨き剤のリピーターが多いと聞いていますが、口臭にも効いている感じがありますね。

歯周内科治療を受けて、今までの歯周病治療と比較して、どこが良いと思われますか?

最近、テレビの特集に「歯周病と全身の病気の関係」がありました。
それをみて、歯周病の細菌が心臓病や高血圧、糖尿病を悪化させる事を知り、確実に細菌が口の中から減る歯周内科は、外科などの痛みや苦痛を伴わないので、自分の親にも勧めましたが、高齢者の方にも健康のために良いと思いますね。
それから、接客業をしている関係上、口臭にも気を使いますので、ホームケアが簡単に行えるのも魅力のひとつだと思います。

最後にクリニックに一言お願いします

なかなか歯医者に縁遠い私が、これだけ半年の間に歯の治療に通えたのは、クリニックの雰囲気が良かったから、暖かな感じで全然こわくありませんでした。歯は身体の健康に影響が大きいと思います。
メインテナンスもしっかり通うと思いますので、これからもよろしくお願いします。

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