つるつるして見える歯の表面は、顕微鏡でみるとでこぼこしていて、細かい傷がみられる。でこぼこや傷を放置するとプラークがたまり、さらに食物の色素が歯に染み込み黄ばんでくる。
これらの汚れは定期的なPMTCでケアが可能です。

PMTCとは定期的に歯科医院で行う専門家による歯石除去、歯面の研磨、フッ素塗布などの処置をいいます。

歯科衛生士が専用の機械を使用し、歯石やプラークを徹底的に除去し、プラークがつきにくい歯面を作ります。最後にフッ素を塗布し、虫歯や歯周病を予防します。

同時に歯の定期健診を行うことで、歯周病、虫歯などの早期発見もでき、口の健康管理とアンチエイジングにつながります。
PMTCの効果の一例を示します。茨城県牛久市で1985年から3年間、歯周病に対する追跡調査が行われ、その後、3ヵ月に1回程度のPMTCを受けた人(健診群)、と受けていない人(非健診群)と比較する調査を行いました。
健診群は非健診群に比べて、歯肉炎が大きく改善されていたことがわかりました。

ぜひ、かかりつけの歯科医院を持ちましょう。
歯周病菌を減らしても、3ヵ月以上経過するとお口のケアは菌が増える環境になりやすいため、プロによるお掃除が必要になります。

歯肉炎の変化

健診を受けていると、歯の喪失が少なく、また歯肉炎も改善します。

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