歯周病の原因

歯周病の発症と進行における細菌因子・宿主因子・環境因子

歯周病の発症と進行における細菌因子・宿主因子・環境因子

細菌因子・・・歯周ポケットに存在するプラークという、細菌の固まりのなかには多くの細菌が住んでいます。歯周病菌もその中に存在し、炎症を引き起こします。

また、細菌は生体の防御機構に対抗する為に、バイオフィルムという薄い膜を形成します。
様々な細菌が協力しあい、バイオフィルムの内部でスクラムを組んでいます。リンパ球や白血球が、バイオフィルム内の歯周病菌をやっつけたくても抵抗され、完全に排除することができません。

そのため、お口の中にバイオフィルムが多いと、歯周病菌がさらに増えて、病状が進行していきます。

全身疾患の有無や、生体の防御機構が弱い、遺伝因子などの関連性

環境因子・・・喫煙、ストレス、食生活などの関連性
これら3つの要因がお互いに影響しあって、発症、進行すると考えられます。

歯周病は全身に影響する

ペリオドンタルメディシン(歯周医学)
歯周炎と全身疾患との因果関係、関連性を解明する学問
「臨床歯周病学」医歯薬出版より引用

歯周病をなおそう 編著 鴨井久一 砂書房より引用